八十八&一二三の文楽れんらくちょう

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【産経新聞】「いかにも近松」な味 文楽太夫豊竹咲大夫リサイタル

【産経新聞】より。

「いかにも近松」な味 文楽太夫豊竹咲大夫リサイタル (2010年10月2日)

 ■8日、大阪・朝日生命ホール

 豊かな声量、深い解釈で情を語る文楽太夫のベテラン、豊竹咲大夫(とよたけ・さきたゆう)が、リサイタル「豊竹咲大夫の会」を、8日午後6時15分から、大阪・朝日生命ホールで開く。“近松門左衛門作 復活物二題”と銘打って、「雙生(ふたご)隅田川」より「隅田川の段」、「女殺油地獄」より「豊嶋屋の段」を素浄瑠璃で勤める。脂の乗り切った円熟の芸を堪能したい。

 咲大夫と近松の縁は深い。咲大夫の父で人間国宝だった八世竹本綱大夫・竹澤弥七は、長らく上演が途絶えていた「女殺油地獄」の「豊嶋屋の段」を昭和27年、NHKラジオで復活。その後、文楽の人気狂言となった。

 「ただ、僕はこれまで『河内屋の段』ばかりで、大阪の本公演では『豊嶋屋』はやってないんです。師匠の豊竹山城少掾(しょうじょう)が『これはようできてるな』とおっしゃったほどの曲で、センスもすごいし、難所も多い。いかにも近松的な味わいの曲だと思います」

 「豊嶋屋の段」。不良青年の与兵衛は借金に切羽詰まって近所の年上の人妻、お吉に金を借りにゆく。しかしお吉に断られ、ついに凄惨(せいさん)な殺人劇に発展する。

 女に甘えたり、不義を迫ったりしながらなんとか金を借りようとする与兵衛、油まみれになりながらの殺しの場面など、この物語のクライマックスともいえる段で、聞かせどころも多い。

 「与兵衛の心の移り変わりが緻密(ちみつ)に書かれており、おじいさんおばあさんの描写もおもしろい。近松はやるたびに新しい発見がある」と咲大夫。

 もう一曲の「隅田川の段」は5年前、東京の能楽堂で、能と義太夫の融合により初演された「謡かたり『隅田川』」を踏まえ、咲大夫と三味線の鶴澤燕三が新たに作曲し、全編義太夫で作り上げた作品。笛(杉市和)、小鼓(大倉源次郎)、大鼓(亀井広忠)と、能楽の囃子(はやし)方が出演するのも話題だ。

 わが子を人さらいにさらわれた母が物狂いとなって京から隅田川に行き着いた。女が対岸に渡る途中、船頭は、人さらいに置き去りにされて病死した少年の話をする。女はその少年こそわが子だとわかり、墓に行くと少年が現れ-。

 “隅田川もの”は、能、歌舞伎、舞踊など古典芸能の各ジャンルでよく知られた名曲。「原作が近松さんなので本がよく書けている。ここに義太夫らしく、サワリもこしらえ、能の囃子も入れて独創性を出し、文楽の決定版にしたい」

 三味線は燕三。解説は奈河彰輔。問い合わせは咲大夫事務所(電)06・6764・6737。(亀岡典子)


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