八十八&一二三の文楽れんらくちょう

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【東京新聞】幻の初段、一人遣いで復活 『杉本文楽 曾根崎心中』に名手集結

【東京新聞】より。

幻の初段、一人遣いで復活 『杉本文楽 曾根崎心中』に名手集結(2010年10月17日)

 近松門左衛門作の文楽「曾根崎心中」の舞台制作に、現代美術作家の杉本博司さんが挑戦する。初演時には存在した初段「観音廻(めぐ)り」を一人遣いの人形で復活させるなど意欲的な演出に、文楽界を代表する名手らも意気を感じ結集。新たに「杉本文楽 曾根崎心中」と銘打って世に問う。公演は来年三月二十三~二十七日、神奈川芸術劇場(横浜市に来年一月開館)で。 (岡博大)

 「常に新規な仕掛けをみせた文楽は庶民のエンターテインメント。忘れられた江戸時代の文化の記憶、近松の精神性を学びたい」

 伝統文化への造詣の深さに裏打ちされた写真や建築作品など、多彩な創作活動を見せる杉本さん。「古典の復曲こそが最も現代的」という理念に、太夫の豊竹嶋大夫(切場語り)、三味線の鶴沢清治(人間国宝)、人形の吉田簑助(同)、桐竹勘十郎らが共鳴、出演する。

 「曾根崎」初演は江戸時代元禄年間の一七〇三年。堂島新地の遊女お初と醤油(しょうゆ)屋手代の徳兵衛の心中事件を下敷きに近松が脚色。庶民が主人公となる初の「世話物」として大当たりしたが、心中が流行し上演禁止に。一九五五年の公演復活まで約二百五十年の間に失われた記憶は多い。

 今回の「杉本文楽」の真骨頂は、初演時には存在した幻の初段「観音廻り」の復活。お初の観音信仰の道行きが描かれ、後段の心中へと至る伏線。現在は三人遣いが主流の人形だが、当時は名手・辰松八郎兵衛による一人遣いだったとされる。

 「いま辰松」に挑むのが勘十郎。「文楽にはまだまだ可能性がある。今も昔も人情は変わらない。人気狂言を違う視点から見てみたい」と意欲的。一人遣い用にお初人形も新作し、衣装にはエルメスのスカーフを採用。時空を超えたコラボレーションを目指す。

 神奈川芸術劇場の奥深い舞台を活用し暗闇からお初が浮かぶ趣向を凝らす。白洲正子旧蔵の十一面観音立像も登場、舞台背景の書き割りは使わず映像を上映、本物の鳥居も使う。闇と光の演出を駆使し単なる復刻版ではない斬新さをみせる。

 作曲・演出は鶴沢。構成・演出・美術・映像を手掛ける杉本さんは「仏教思想とエロスの問題を結び付けた革命的なこの作品を通して、古(いにしえ)の精神を感じたい」と話す。

 五千七百~三千円。(電)045・662・8866(チケットかながわ)。


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