八十八&一二三の文楽れんらくちょう

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【産経新聞】竹本源大夫・鶴澤藤蔵 襲名披露 文楽4月公演 国立文楽劇場

【産経新聞】より。

竹本源大夫・鶴澤藤蔵 襲名披露 文楽4月公演 国立文楽劇場(4月16日)

 ■懐かしい名跡に清々しい厳粛さ

 文楽に懐かしい名跡が復活した。人間国宝、竹本綱大夫改め九代目竹本源大夫と、鶴澤清二郎改め二代目鶴澤藤蔵親子の同時襲名披露公演である。ともに祖父の名跡を襲名。2人並んだ「口上」は清々しい空気のなかにきりっとした厳粛さを感じさせる。

 披露狂言は、時代物の大曲「源平布引滝(げんぺいぬのびきのたき)」より「実盛物語の段」。源大夫は病気療養でこちらは休演だが、子息の藤蔵の渾身(こんしん)の三味線に父の分まで頑張るという決意が表れている。

 その前の「竹生島遊覧の段」は藤蔵の師で人間国宝の清治が三味線を、「瀬尾十郎詮議の段」は源大夫の義兄で人間国宝の住大夫が語りを勤める豪華さ。ここまで揃うと舞台にどれほど厚みが出るか。特に住大夫が老いてなお忠義の心を忘れない九郎助と敵役の瀬尾を憎々しくたっぷり語ったことで、その後の「実盛物語」が盛り上がった。

 新・藤蔵の三味線は、この段にふさわしい重さと華やかさを感じさせ、実盛が九郎助の娘・小まんの腕を切り落とした件(くだり)を語る“物語”には深い情が込められている。まさに襲名にふさわしい演奏である。源大夫に代わった英大夫は奮闘してはいるが、ひとつの大きな世界を作り上げることの難しさを感じさせた。

 人形は玉女の実盛に時代物の主役にふさわしい格、勘十郎の瀬尾に迫力、和生の九郎助に情と気概、清十郎の葵御前に品と、いま脂の乗っている人形遣いがそろって舞台を盛り上げた。

 一方、「女殺油地獄(おんなころしあぶらのじごく)」は、不良青年・与兵衛の衝動殺人に向かう過程が、スリリングな展開のなかに現代性を感じさせておもしろい。金に困った与兵衛が近所の人妻お吉に迫る「不義になって貸してくだされ」の切実さとずるさ。咲大夫・燕三は二人の心理の微妙な綾を胸の鼓動や息づかいまで聞こえそうなほどの緊迫感で表現。勘十郎の与兵衛と和生のお吉は、油まみれの殺し場に人形ならではの迫力があった。

 ほかに、夫に顧みられない妻お園の悲しみを描く「艶容女舞衣(はですがたおんなまいぎぬ)」、再会した姉妹が父の敵討ちを誓う「碁太平記白石噺(ばなし)」。24日まで。(亀岡典子)


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