八十八&一二三の文楽れんらくちょう

人形浄瑠璃文楽に関する情報を集めております。 情報お待ちいたしております。

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【ウェーブ産経】劇場職員が見た文楽舞台裏

【ウェーブ産経】ホームページより。

劇場職員が見た文楽舞台裏

 国立文楽劇場で勤務し、文楽の舞台裏や、楽屋、太夫、三味線、人形遣いの技芸員さんらの素顔など身近に接している平井康久さんが講演するウエーブ産経のサロン「文楽舞台裏」が10日、ブリーゼタワーの産経新聞梅田オフィスで開催され、会員34人が参加しました。
 
縁起を担ぐ文楽の世界

 文楽舞台裏のトピックスは、縁起を担ぐことです。技芸員さんの楽屋は、1番から17番までありますが、全体で14部屋です。お気づきのように3部屋足りません。4、9、14番の部屋番号は欠番です。この数字は縁起が悪いとされているためです。演目にも見受けられます。演目の文字数は偶数が嫌われ、すべてが奇数です。例えば、「日高川入相桜」は「日高川入相花王」と「桜」の文字をわざわざ「花王(さくら)」と2文字に分け奇数にしています。

 また、公演の最終日を「千秋楽」と言いますが、文楽では、「秋」の火を嫌い「穐」として「千穐楽」と書きます。さらに、演目や配役の書かれた番付(ばんづけ)の書体は「勘亭流(かんていりゅう)」が使われています。勘亭流の書体は太く、大きく、丸い文字です。文字は黒い部分が多く、客席が埋まり満員になることを願っています。また「はね、はらい」がなく「舞台が丸く収まり、客を途中で出さないように」という意味もあるそうです。

舞台あれこれ

 客席数は753席です。これも縁起を担いだ「七五三」からきています。公演では、上手側は(客席から見て右側)に太夫、三味線が出語りで演奏する「床」になるので731席になります。また、映画館では客席は2階、3階もありますが、文楽では1階だけで舞台とフラットになっています。舞台には、一段と低くなった船底があります。人形遣いが演じる人形の動きを観客の目線と平行にするためです。

 太夫、三味線が出語りする床の上には、すだれをおろした小部屋の御簾内(みすうち)があります。これは、太夫と三味線の若手が顔を出さずに語る場所になっています。床を使用するのは、芸を認められた人だけです。

 舞台の左右にある小幕(こまく)にも深い配慮があります。小幕に描かれた2つの紋は竹本、豊竹一門の家紋です。左右の小幕では両紋の配置が違います。客席から右手(上手)の小幕では竹本の家紋が豊竹の斜め左上。豊竹の紋は竹本の斜め右下にあります。竹本は豊竹の上ですが、豊竹は竹本の上手側にあります。両一門それぞれを立てる配慮がされています。一方、左の小幕は逆になっています。小幕の開け閉めは人形遣いの若手の仕事です。その緩急は、演じられる人形の動きなどに合わせ様々な意味が込められています。

技芸員さんの素顔

 技芸員さんは、関西出身の人が多く、フランクな人たちばかりだそうです。しかし、芸の道では年齢ではなく、芸歴が重要視され、厳格な世界です。稽古は太夫、三味線は公演前に2人一緒で、稽古場で行います。一方、人形遣いは公演本番が勝負で、舞台で行うのが基本とされます。
技芸員さんは大阪公演や地方公演、学校巡回公演など過密なスケジュールになっています。その合間を縫って野球の試合も行っています。ちなみに、太夫・三味線さんは、浄瑠璃アクターズ。人形遣いさんは文楽パペットというチームがあります。また、人形遣いの人の中には、ゴルフでホールインワンした人もいるそうです。ゴルフは人間形成に良いとのことでゴルフを嗜む人も多いといわれています。

「一番良い席は…」

 参加者の質問に答えて平井さんは、「人形遣い、太夫、三味線を一体的に見たい人や語りや三味線を聴きたい人は「床」の延長線上の左側4列あたり。人形遣いを見るなら中央最前列。太夫さんや三味線の演者を見るのは右側。全体を楽しむなら10列18番」と説明しました。

 文楽は、奥が深いと思います。もっと知りたい人は、6月12日(日)に開かれる「バックヤードツアー付き文楽鑑賞教室」に参加してみては。

(2011年5月17日 13:14)


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