八十八&一二三の文楽れんらくちょう

人形浄瑠璃文楽に関する情報を集めております。 情報お待ちいたしております。

カレンダー

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

1人でも多くの方に文楽関連情報をお届けしたく、ランキング参加中です。
にほんブログ村 演劇ブログ 古典芸能へにほんブログ村
FC2 Blog Ranking


【ジュニア中日】息合わせ…まるで人間 文楽の人形遣い

【ジュニア中日 ハローお仕事】より。

読み仮名を外した記事は↓。

息合わせ…まるで人間 文楽の人形遣い(2011年8月14日 日曜日)

繊細(せんさい)な動(うご)きで人形を操(あやつ)る人形遣(にんぎょうつか)いの豊松(とよまつ)清十郎(せいじゅうろう)さん=いずれも大阪(おおさか)市中央区(ちゅうおうく)の国立文楽(ぶんらく)劇場(げきじょう)で


 日本の伝統的(でんとうてき)な人形劇(げき)、文楽(ぶんらく)。まるで生きているかのような動(うご)きで人々を魅了(みりょう)し、国連(こくれん)教育(きょういく)科学文化機関(ぶんかきかん)(ユネスコ)無形(むけい)文化(ぶんか)遺産(いさん)にも登録(とうろく)されています。こども記者(きしゃ)は大阪(おおさか)市の国立文楽(ぶんらく)劇場(げきじょう)で人形遣(にんぎょうつか)いの豊松(とよまつ)清十郎(せいじゅうろう)さん(52)に会い、伝統(でんとう)の技(わざ)を聞いてきました。

 江戸(えど)時代(じだい)から伝(つた)わる演目(えんもく)「日高川(ひだかがわ)入相(いりあい)花王(ざくら)」の渡(わた)し場の段(だん)と、現代(げんだい)に作られた「舌切雀(したきりすずめ)」の二つの演目(えんもく)を見た記者(きしゃ)たち。日高川(ひだかがわ)で紋付(もんつ)きはかまを着(き)て、主役(しゅやく)の清姫(きよひめ)の人形を操(あやつ)っていた清十郎(せいじゅうろう)さんは公演(こうえん)後、浴衣姿(ゆかたすがた)で現(あらわ)れました。

 「文楽(ぶんらく)は、一体の人形を三人で操(あやつ)る世界(せかい)でも珍(めずら)しい形です」と説明(せつめい)を始(はじ)めました。三人の役割(やくわり)は、人形の頭(かしら)の動(うご)きと表情(ひょうじょう)、それに右手を操(あやつ)る「主遣(おもづか)い」、左手を操(あやつ)る「左遣(ひだりづか)い」、足を操(あやつ)る「足遣(あしづか)い」です。このうち主遣(おもづか)いだけ正装(せいそう)し、あとの二人は黒衣(くろご)のいでたちで舞台(ぶたい)に立ちます。

 実際(じっさい)に人形を持(も)って、主遣(おもづか)いの動(うご)きを見せてくれました。男性(だんせい)の人形の「立役(たちやく)」は堂々(どうどう)と振(ふ)る舞(ま)い、勇(いさ)ましい表情(ひょうじょう)で決(き)めポーズもばっちり。思わず「かっこいい!」と歓声(かんせい)も。女性役(じょせいやく)の「女形(おんながた)」を操(あやつ)るときは、優(やさ)しく繊細(せんさい)に。

清十郎(せいじゅうろう)さん(左)から操(あやつ)り方を聞くこども記者(きしゃ)たち


 人形遣(にんぎょうつか)いの修業(しゅぎょう)はまず足遣(あしづか)いから。上達(じょうたつ)すれば、活躍(かつやく)する役(やく)の足遣(あしづか)いを任(まか)され、さらに左遣(ひだりづか)い、主遣(おもづか)いへとステップアップしていきます。人間らしく動(うご)かすこつは人形の手の動(うご)きと視線(しせん)を合わせること。これがバラバラだと、ぎこちなくなります。練習(れんしゅう)は鏡(かがみ)の前で演(えん)じたり、頭でイメージトレーニングしたり。「自分の動(うご)きが人形に伝(つた)わるので、姿勢良(しせいよ)く歩くなど日ごろから気を付(つ)けています」

 人形遣(にんぎょうつか)い同士(どうし)の息(いき)の合わせ方を尋(たず)ねられると「自然(しぜん)な動(うご)きの中に、準備(じゅんび)動作(どうさ)を仕込(しこ)んであるんだ」と清十郎(せいじゅうろう)さん。動作(どうさ)を決(き)める主遣(おもづか)いは、例(たと)えば立ち上がる前に人形を高く掲(かか)げます。すると、左遣(ひだりづか)いと足遣(あしづか)いは「立ち上がるんだな」と理解(りかい)し、動作(どうさ)を合わせます。立ち止まるには動(うご)きをゆっくりに、向(む)きを変(か)えるには腰(こし)を振(ふ)る。このような直前の合図(あいず)がたくさん決(き)められていて、それを守(まも)れば息(いき)が合う仕組(しく)みになっているのです。

 人間らしい演技(えんぎ)で客席(きゃくせき)を引き込(こ)む文楽(ぶんらく)と、その感動(かんどう)を生み出す人形遣(にんぎょうつか)いの技(わざ)に触(ふ)れた記者(きしゃ)たち。伝統(でんとう)芸能(げいのう)への新たな興味(きょうみ)が芽生(めば)えていました。

      ◇

 文楽(ぶんらく)協会(きょうかい)は十月に名古屋(なごや)市、愛知県(あいちけん)岡崎(おかざき)市、岐阜県(ぎふけん)本巣(もとす)市、長野(ながの)市、金沢(かなざわ)市、静岡(しずおか)市の各都市(かくとし)で公演(こうえん)します。問(と)い合わせは文楽(ぶんらく)協会(きょうかい)=電06(6211)1350=へ。

◆取材に行って
 人形に注目(ちゅうもく)した肱岡(ひじおか)さんは「人形の頭(かしら)には仕(し)かけがあって、まゆ毛や目がうごいたりします」と振(ふ)り返(かえ)ります。西山君(にしやまくん)は「七~八キロの人形を一時間以上持(いじょうも)てるのがすごい。僕(ぼく)は三十秒(びょう)でうでがパンパンになりました」と実感(じっかん)たっぷり。

 吉林君(よしばやしくん)は「一つ一つの動作(どうさ)をていねいに、自分の心を移(うつ)すことが大切だそうです」と感心(かんしん)。服部(はっとり)さんも「うしろから手の感覚(かんかく)だけで大きな人形をあやつれるのにおどろきました」と魅了(みりょう)された様子(ようす)。数字に驚(おどろ)いた太田(おおた)さんは「一つのげきに人形遣(にんぎょうつか)いが四十人もいて、文楽(ぶんらく)のレパートリーは百種類(しゅるい)以上(いじょう)あります」。

 高木君(たかぎくん)は「自由(じゆう)研究(けんきゅう)でクラスのみんなに伝(つた)えたいです」と、面白(おもしろ)さを広めたい気持(きも)ちに。本谷(もとや)さんは語りと音楽にも着目(ちゃくもく)し「演奏(えんそう)は少しむずかしかったけれど、人形の動(うご)きと一つになって演(えん)じられているのを見て、日本の古典(こてん)芸能(げいのう)はすごい」と感(かん)じました。

◆夢みるみんなへ 人形遣い・清十郎さんから
 小学生のころ文楽(ぶんらく)を見て、人間以上(いじょう)に人形が動(うご)いているのが面白(おもしろ)くて、中学で人形遣(にんぎょうつか)いの先生に弟子(でし)入りしました。日本の他(ほか)の伝統(でんとう)芸能(げいのう)と違(ちが)って、文楽(ぶんらく)は親子代々(だいだい)で受(う)け継(つ)ぐ世襲(せしゅう)ではなく、好(す)きな人が飛(と)び込(こ)める世界(せかい)です。今は学校もあるので、興味(きょうみ)があれば2年間通(かよ)ってみてください。300年の歴史(れきし)は奥(おく)が深(ふか)く、「ここまでできた」と思うとまだまだ先があります。定年(ていねん)もないですし、終(お)わりのない職業(しょくぎょう)です。

◆今日の記者たち
岐阜県(ぎふけん)海津(かいづ)市東江(ひがしえ)小6年 肱岡(ひじおか) 真央(まお)

愛知県(あいちけん)西尾(にしお)市花(はな)ノ木(き)小6年 本谷(もとや) 優果(ゆうか)

愛知県小牧(こまき)市北里(きたさと)小5年 太田(おおた) 莉子(りこ)

名古屋(なごや)市光城(こうじょう)小5年 高木(たかぎ) 琢矢(たくや)

三重県(みえけん)四日市(よっかいち)市日永(ひなが)小5年 西山(にしやま) 竜馬(りょうま)

名古屋市北一社(きたいっしゃ)小5年 服部(はっとり) 百花(ももか)

愛知県新城(しんしろ)市鳳来寺(ほうらいじ)小5年 吉林(よしばやし) 祐毅(ゆうき)





1人でも多くの方に文楽関連情報をお届けしたく、ランキング参加中です。
にほんブログ村 演劇ブログ 古典芸能へにほんブログ村
FC2 Blog Ranking




 日本の伝統的な人形劇、文楽。まるで生きているかのような動きで人々を魅了し、国連教育科学文化機関(ユネスコ)無形文化遺産にも登録されています。こども記者は大阪市の国立文楽劇場で人形遣いの豊松清十郎さん(52)に会い、伝統の技を聞いてきました。

 江戸時代から伝わる演目「日高川入相花王」の渡し場の段と、現代に作られた「舌切雀」の二つの演目を見た記者たち。日高川で紋付きはかまを着て、主役の清姫の人形を操っていた清十郎さんは公演後、浴衣姿で現れました。

 「文楽は、一体の人形を三人で操る世界でも珍しい形です」と説明を始めました。三人の役割は、人形の頭の動きと表情、それに右手を操る「主遣い」、左手を操る「左遣い」、足を操る「足遣い」です。このうち主遣いだけ正装し、あとの二人は黒衣のいでたちで舞台に立ちます。

 実際に人形を持って、主遣いの動きを見せてくれました。男性の人形の「立役」は堂々と振る舞い、勇ましい表情で決めポーズもばっちり。思わず「かっこいい!」と歓声も。女性役の「女形」を操るときは、優しく繊細に。


 人形遣いの修業はまず足遣いから。上達すれば、活躍する役の足遣いを任され、さらに左遣い、主遣いへとステップアップしていきます。人間らしく動かすこつは人形の手の動きと視線を合わせること。これがバラバラだと、ぎこちなくなります。練習は鏡の前で演じたり、頭でイメージトレーニングしたり。「自分の動きが人形に伝わるので、姿勢良く歩くなど日ごろから気を付けています」

 人形遣い同士の息の合わせ方を尋ねられると「自然な動きの中に、準備動作を仕込んであるんだ」と清十郎さん。動作を決める主遣いは、例えば立ち上がる前に人形を高く掲げます。すると、左遣いと足遣いは「立ち上がるんだな」と理解し、動作を合わせます。立ち止まるには動きをゆっくりに、向きを変えるには腰を振る。このような直前の合図がたくさん決められていて、それを守れば息が合う仕組みになっているのです。

 人間らしい演技で客席を引き込む文楽と、その感動を生み出す人形遣いの技に触れた記者たち。伝統芸能への新たな興味が芽生えていました。

      ◇

 文楽協会は十月に名古屋市、愛知県岡崎市、岐阜県本巣市、長野市、金沢市、静岡市の各都市で公演します。問い合わせは文楽協会=電06(6211)1350=へ。

◆取材に行って
 人形に注目した肱岡さんは「人形の頭には仕かけがあって、まゆ毛や目がうごいたりします」と振り返ります。西山君は「七~八キロの人形を一時間以上持てるのがすごい。僕は三十秒でうでがパンパンになりました」と実感たっぷり。

 吉林君は「一つ一つの動作をていねいに、自分の心を移すことが大切だそうです」と感心。服部さんも「うしろから手の感覚だけで大きな人形をあやつれるのにおどろきました」と魅了された様子。数字に驚いた太田さんは「一つのげきに人形遣いが四十人もいて、文楽のレパートリーは百種類以上あります」。

 高木君は「自由研究でクラスのみんなに伝えたいです」と、面白さを広めたい気持ちに。本谷さんは語りと音楽にも着目し「演奏は少しむずかしかったけれど、人形の動(うご)きと一つになって演じられているのを見て、日本の古典芸能はすごい」と感じました。

◆夢みるみんなへ 人形遣い・清十郎さんから
 小学生のころ文楽を見て、人間以上に人形が動いているのが面白くて、中学で人形遣いの先生に弟子入りしました。日本の他の伝統芸能と違って、文楽は親子代々で受け継ぐ世襲ではなく、好きな人が飛び込める世界です。今は学校もあるので、興味があれば2年間通ってみてください。300年の歴史は奥が深く、「ここまでできた」と思うとまだまだ先があります。定年もないですし、終わりのない職業です。

◆今日の記者たち
岐阜県海津市東江小6年 肱岡 真央

愛知県西尾市花ノ木小6年 本谷 優果

愛知県小牧市北里小5年 太田 莉子

名古屋市光城小5年 高木 琢矢

三重県四日市市日永小5年 西山 竜馬

名古屋市北一社小5年 服部 百花

愛知県新城市鳳来寺小5年 吉林 祐毅

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。