八十八&一二三の文楽れんらくちょう

人形浄瑠璃文楽に関する情報を集めております。 情報お待ちいたしております。

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【MSN産経フォト】文楽に逢う

【MSN産経フォト】より。

文楽に逢う(2011.09.14)

撮影場所 愛媛県内子町

 モダンな木造建築の劇場内に響く甲高い拍子木の音。舞台の前で和ろうそくの明かりがほんのり揺れて着物姿の女性を照らす。タイムスリップしたような気分に浸り文楽の世界に酔いしれた。


古き良き芝居小屋の雰囲気を今に伝える内子座。高い天井に共鳴するように太夫の声と三味線の音色が隅々まで響き渡る。木の香り、ギシギシときしむ床や裸電球の柔らかな光。訪れたことのない初めての空間なのに心地よい懐かしさを感じる


 愛媛県内子町に全国から大勢の文楽ファンが集まった。大正ロマンの雰囲気漂う内子座で開かれた「内子座文楽」がお目当てだ。

 堅苦しさは一つもない。ざわざわした感じすらする観客席からは頻繁に拍手が起き、高らかな笑い声や感嘆がもれる。


座布団を並べて公演の準備をする地元の人たち。内子座は地域の人たちにとって心の拠り所になっている


 実行委員会の宇井威雄さんは「現代の劇場のような快適さはないが、窮屈な桝席は知らない人同士が肩を並べて時間を共有できる楽しさがある」と胸を張る。

 内子座はポマードや化粧品、ろうそくの原料となる木蠟の生産で財をなした地元の有志たちが出資し、大正5年、大正天皇の即位を祝い、創建された。時代の変遷により映画館などに姿を変え、老朽化による取り壊しの危機もあったが、住民らの熱意で保存が決まり昭和60年に復元された。


「生写朝顔話」(宿屋の段) 不遇の旅の途中、苦労と悲しみで失明し、島田宿で歌を聞かせて生きる深雪(みゆき)。宿で出会った侍が恋い慕い、探し求めていた駒澤次郎左衛門だと知るが、すでに次郎左衛門は宿を出発した後だった。後を追うため深雪は必死で駆けてゆく(人形遣い・吉田和生)


 その歴史ある劇場で行われる「内子座文楽」は今年で15回目を迎えた。 開催に向け尽力し、初演から舞台に上がる愛媛県出身の人形遣い・吉田和生さんは今回、すれ違う悲恋を描いた物語「生写朝顔話」の苦悩のヒロイン深雪を遣う。


集まった大勢の文楽ファンと内子座。建物は瓦の装飾や左右対称の造りが美しい


 「会いたい。会いたいという、その一心」と和生さん。「ここは、お客さんの息づかいが聞こえ、互いが密接につながっていることを感じる」。その言葉通り、客席には、恋い慕う人を必死に追いかける深雪の切なさが痛いほど伝わってくる。


パンフレットなどの準備をする地元の人たち。内子座文楽は地域の人たちの熱意によって支えられている


 珠玉の芸を見せる技芸員の喜びと劇場を守る地元の熱意。そして観客の感動。芝居に寄せるそれぞれの思いが三位一体となり「アットホームな舞台」と誰もが口をそろえる独特の空間が広がっていた。

  写真・文 頼光和弘


歴史ある劇場で行われ、趣きある内子座文楽の舞台は過去へとタイムスリップした雰囲気を感じることができる


 【文楽の公演】 「文楽の公演は約1ヵ月おきに国立文楽劇場(大阪市中央区日本橋)と国立小劇場(東京都千代田区隼町)で交互に行われているほか、3月と10月には地方公演が行われる。内子座文楽のように特別な公演もある。


ノスタルジックな雰囲気の内子座。花道や回り舞台、すっぽんなど舞台装置を兼ね備える本格的な歌舞伎劇場だ




「生写朝顔話」(大井川の段) 急ぎ駒澤次郎左衛門を追って大井川にやってきた深雪だったが不運にも川止めとなった後だった。川を渡ることができず次郎左衛門と会えなかった深雪は再び悲しみにくれる(人形遣い・吉田和生)


頼光 和弘
 事件や事故に災害現場などの緊迫した現場取材が多い無骨者。最近、古典芸能「文楽」の魅力にとりつかれたが「似合わない」との周囲の声も…。チャームポイントはウエスト100センチのビール腹


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