錦秋文楽公演で弁慶を遣う桐竹勘十郎が、9月22日、鬼若丸(武蔵坊弁慶の幼名)が修行したと伝わる西国二十七番札所・書写山圓教寺(姫路市)を訪れ、公演成功祈願を行いました。
続いて行われた会見の席上で、『義経千本桜』『御所桜堀川夜討』『勧進帳』で様々な弁慶を勤めた勘十郎が、「鬼若丸は母の胎内に7年居て大きな体で怪力無双なのに、甘える幼い子どものような可愛らしいところもあるので、そうしたところも表現したい」と、半通し公演『鬼一法眼三略巻』での弁慶に初役でのぞむ意気込みを語りました。
また、「五条橋の段では、従来の大団七のかしらに捻り鉢巻きではなく、鬼若のかしらに頭巾を被らせます。素直に義経の軍門に下る純真さも幼さゆえですから、鬼若のかしらにする意味もあります。“泣かぬ弁慶”といわれますが、浄瑠璃では大概泣きます。このお芝居では、強い弁慶も演じたいと思います」と抱負を述べました。
記者会見のあとは、宝物館で弁慶が使ったとされる机などを見学。勘十郎は役作りの参考にするためか、ガラスケースの中を見つめていました。
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Author:八十八(やそはち)&一二三(ひふみ)

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