八十八&一二三の文楽れんらくちょう

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【毎日jp】生き方再発見:ファッションデザイナー・コシノヒロコさん

【毎日jp】より。

生き方再発見:ファッションデザイナー・コシノヒロコさん

1937年大阪府岸和田市生まれ。1997年第15回毎日ファッション大賞受賞。2009年、17年ぶりにパリコレに参加。妹ジュンコさん、ミチコさんと共に「コシノ三姉妹」として知られる。=小林努撮影 ◇お母ちゃんの背中に学ぶ、「努力が99%」と。
 --お母様の小篠綾子さんをモデルにしたNHKの連続テレビ小説「カーネーション」が好評です。

 コシノさん 今の若い人が見たら、「なんであんなに働いてばかりなのかしら」と思うのかもねえ。よく「親の背中を見て育つ」なんていいますけど、甘い甘い。私なんか、生まれた時から母親の背中しか見せてもらえなかったんやないか、と思うくらい。それほど、うちのお母ちゃんは必死で働いてました。

 お母ちゃんは2006年、92歳で亡くなったんですけど、最期まで「生涯現役」、いえ「生涯青春」でしたねえ。70代でいきなり自分のブランドをつくり、ファッションショーをするという。どんな服かと見ていたら、全部私たち3姉妹のパクリですもん。

 私たち姉妹は、姉妹であるがゆえに競争し、お互いまねをしたと絶対に言われないよう、必死でオリジナルにこだわってきたでしょう? だからお母ちゃんから3姉妹のコピーみたいなデザインを見せられて、あぜんとしました。「お母ちゃんのオリジナルって何やの?」と思わず責めたら、お母ちゃんはしれっと「私のオリジナルは、あんたらを産んだことや。だからあんたらのオリジナルは私のオリジナル」と言うの。

 おまけに「あんたらの良い部分を、あんたらが対象にしてない年齢、つまり高齢の女性向けの服に還元するのが私の仕事や」などと胸を張られちゃって、なるほど、と。

 --あっぱれ、ですねえ。

 コシノさん 本当にすごい人でした。おまけに、私たち3人のデザインの一番良いところをちゃんとコピーしていた。3人の仕事を一番よく見て、認めてくれていたんです。やっぱり親やわあ。

 今に至るまで、私の仕事を支えてくれているのは、二つのこと。一つはおじいちゃんからもらった妥協のない美意識です。幼い時分から、おじいちゃんに歌舞伎や文楽にさんざ連れて行ってもらいましたからね。もう一つは、お母ちゃんからもらった商売人根性。クリエーティブなセンスとビジネス感覚の両方のバランスが、今のような時代には一番大事なんです。この仕事が、お母ちゃんと私をつないでいる。結局、私も、お母ちゃんも「仕事が幸せ」なんでしょうね。

--東日本大震災の後、予定されていたコレクションの発表を延期なさいました。

 コシノさん コレクションは、デザイナーにとっては命も同然。でも、多くの命が奪われた災害を目の当たりにして、もっと大事なものがあるだろう、と。それで「コレクションをやったつもりで、それにかかるはずだった費用をすべて義援金として被災地に送る」と決めたんです。

 結局、コレクションはその後、中止ではなく延期とし、5月にやり方を工夫して開催しました。楽しみにしてくださるファンの方々の気持ちにも応えよう、と。

 使用電力を20分の1に抑えて、ほの暗い中のスポットライトで行いました。延期とした経緯も私から説明させていただきました。そしたら皆様感動してくださって、いつも以上にドラマチックなコレクションになったのです。

 人間って試練や逆境にあった時こそ、知恵を絞り、前向きに行動するのが大事。ダメ、と引っ込むのではなく、あえて一歩前に出る。昔から、そうやってきました。オイルショックの時も、バブルがはじけた時も、不景気で売り上げが低迷するたびに、前に出ることを考えた。世の中がダメで、他人が萎縮してる時のほうが、自分が前に出やすいですからね。

 好景気の時には、「おたくの仕事は難しい」と仕事をしてくれなかった下請け企業さんたちも、不景気には違う。いくら難しい仕事でも、納期をきっかり守って、やってくれた。そのうちに売り上げも上向いてきたんです。もっとも、欲に先走るのはダメ。他が追随できないような仕事をきっちりと続けていれば、お金はついてくるんです。

 あとはね。一歩前に出るときには、新たな幸せを生み出せるような、周囲も一緒に幸せにできるような、そんな一歩にしないといけません。

 --今年はどんな年に?

 コシノさん 実は先日、絵画の世界でパリデビューしました。絵を極めることで、絵の持つ高い精神性を洋服の世界に生かしていきたい。今の時代は、安さ勝負のファストファッションが人気です。でも、一方でそれを着るだけで喜びや幸せを得られるような洋服の世界もあります。私は後者を、より高みへと導いていきたい。だから、今年もどんどん、新しい分野に挑戦したいと思います。

 --長唄、三味線も大変な腕前とか。お忙しいのに、実に多趣味ですね。

 コシノさん あら、忙しいからこそできるの。それに、趣味だからって中途半端はダメよ。プロのレベルを目指すくらいの気持ちがないと。

 肝心なのは、本業である心棒を、どれだけ強固な枝葉で支えていけるか。私の場合は、洋服が心棒でしょ。それを絵画や音楽という枝葉で支えていく。生半可な趣味では枝が折れ、心棒も腐ります。

 だから何事も努力が肝心。努力すれば、ものの見方が変わり、やりたいことも見え、人に対して余裕もでき、人を幸せにすることもできる。努力することが、いかに多くのものを生むことができるか! 幸福なんて勝手にやってくるもんやありません。私は、努力が99%と思ってます。【小国綾子】

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 ■人物略歴

 1937年大阪府岸和田市生まれ。1997年第15回毎日ファッション大賞受賞。2009年、17年ぶりにパリコレに参加。妹ジュンコさん、ミチコさんと共に「コシノ三姉妹」として知られる。


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