八十八&一二三の文楽れんらくちょう

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【東京新聞】<評>聴衆の心解きほぐす住大夫 国立小劇場「文楽2月公演」(2012年2月11日)

【東京新聞】より。

<評>聴衆の心解きほぐす住大夫 国立小劇場「文楽2月公演」(2012年2月11日)

 国立劇場開場四十五周年記念人形浄瑠璃文楽二月公演は恒例の三部構成。第一部が「彦三権現誓助剣(ひこさんごんげんちかいのすけだち)」、第二部は「義経千本桜」と「お夏清十郎 五十年忌歌念仏(ねぶつ)」、第三部は「菅原伝授手習鑑」と「日本振袖始」。今回の陣容は大夫、三味線、人形と、重要無形文化財保持者が総出演という贅沢(ぜいたく)な顔ぶれの上、中堅若手も健闘している。

 住大夫がその筆頭。第二部の「義経~ すしやの段」切は錦糸の三味線と一体化した義太夫節の豊かさが、聴く者の心を解きほぐし、物語の世界へと誘う。簑助は、恋の喜びが体の中から溢(あふ)れ、初々しい色気がこぼれるお里を表現。この段は本公演の中でも現代の人形浄瑠璃文楽が至り得た境地を示すものであろう。「すしやの段」後を千歳大夫が団七の支えを得て奮闘。弥左衛門の怒りと悲しみ、権太の苦衷を力いっぱい語った。勘十郎の権太は愛嬌(あいきょう)と悲しみを十分に見せる。

 第三部の「菅原~ 寺子屋」では津駒大夫が首実検までを寛治の三味線に支えられて語り切る。後半の嶋大夫、富助は我が子を菅秀才の身代わりにたてた母千代の悲しみの口説きがよく、文雀が千代を情感豊かに遣う。松王丸の玉女も健闘。

 第一部の「彦三~」。お園の造形が中途半端に終わる。咲大夫は、父の敵を討つため艱難辛苦(かんなんしんく)する女丈夫お園が、許嫁(いいなずけ)の六助と巡り合って初めて発露する女心が語り切れない。和生のお園は女丈夫が不十分。新作「日本振袖始」は文楽の新しい魅力を模索している。二十日まで。 (黒石陽子=東京学芸大学教授)


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