八十八&一二三の文楽れんらくちょう

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【読売新聞】[評]文楽二月公演(国立劇場)

【読売新聞】より。

[評]文楽二月公演(国立劇場)(2012年2月13日 読売新聞)

千歳大夫・団七 体当たりの力演

 国立劇場の3部制公演は名作2本の一部と近松の舞踊劇2本の組み合わせだが、作品を安売りする安易な企画である。

 第1部「彦山権現誓助剣(ひこさんごんげんちかいのすけだち)」は、『杉坂墓所(すぎさかはかしょ)』からだが、『立浪館仇討(たつなみやかたあだうち)』を削って仇討の経緯を示すべき。咲大夫の『毛谷村(けやむら)』は、やや堅苦しいが、豪傑の日常を洒脱(しゃだつ)に描写する。燕三(えんざ)の三味線が軽快で快い。玉女の六助は朴とつさが柄に合い、和生のお園も恥じらう姿が可憐(かれん)。

 第2部は「義経千本桜」の三段目を『椎(しい)の木』から。眼目の『すしや』は三つに分かれ、前半の住大夫・錦糸はお里の可憐さがうっとりさせるが、後半の悲劇を暗示させる視点が無い。お里のクドキからは源大夫休演で英(はなぶさ)大夫・藤蔵だが、盛り上がりに欠ける。最後は千歳大夫・団七が体当たりの力演。簑助(みのすけ)のお里=写真右=は絶品。勘十郎も若々しい当代の権太=同左=。その他、紋寿の弥助など。舞踊「五十年忌歌念仏(ごじゅうねんきうたねぶつ)」は呂勢(ろせ)大夫・宗助以下。

 第3部は、「菅原伝授手習鑑(すがわらでんじゅてならいかがみ)」の『寺子屋』を『寺入り』から。前半の津駒大夫・寛治は源蔵の言葉に鋭さが欠け、後半の嶋(しま)大夫・富助に充実した気迫が感じられた。玉女の松王、和生の源蔵は動きがまだ不安定で、文雀の千代は体調不十分。勘寿の戸浪は堅実。最後は「日本振袖始(にほんふりそではじめ)」『大蛇(おろち)退治』だが、水と油の組合せで違和感が拭えない。(演劇評論家 富岡泰)

 ――20日まで。


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