八十八&一二三の文楽れんらくちょう

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【毎日新聞】より。

橋下市政 揺れる文楽 補助金凍結…地方公演厳しく(2012.2.25 07:59)

補助金削減が直撃する文楽の地方公演。写真は昨年10月、群馬県高崎市で上演された「摂州合邦辻」 (頼光和弘撮影)

 ■「協会組織は改革必要」の声も

 大阪が生んだ伝統文化、文楽が、橋下徹大阪市長(42)の下で揺れている。府知事時代に財団法人文楽協会への府補助金を半減させた橋下氏が、20日に発表した平成24年度市当初予算案で、年5200万円あった補助金を凍結したためだ。同協会は「これ以上削減されれば、文楽の地方公演などが厳しくなる」と訴えている。(飯塚友子)

 「文化についても、努力に応じて公の助成をしていくことを基本姿勢としていきたい」。橋下市長は20日の会見で補助金についてこう語り、7月編成の本予算に向け厳しい態度で臨むことを宣言した。文楽協会に対しては市特別参与による聞き取り調査が始まり、同協会職員は「補助金ゼロの可能性もある」と危機感を募らせる。

 橋下氏は府知事時代、それまで年3600万円あった文楽協会への補助金を、23年度には2千万円に減額。21年には国立文楽劇場(大阪市)の舞台を見て「二度と文楽を見ることはない」と突き放したこともあった。

 市長就任後の今年1月、竹本住大夫さん(87)ら人間国宝6人を含む文楽技芸員(太夫、三味線、人形遣い)が、報道各社に書面を送付。「一度失われた文化・伝統は、もはや回復不可能なものです。特に大阪で生まれ育った文楽の灯は決して消してはいけない」と訴えた。

 文楽は国際的評価が高く、3人で1体の人形を遣う世界でも例のない日本固有の文化として、ユネスコ無形文化遺産にも登録されている。現在81人の技芸員は文楽協会に所属し、協会が国立文楽劇場、国立劇場(東京・隼町)と契約を結び、技芸員を派遣する形で公演を行っている。

 同協会の収入は興行収入が8割、補助金が2割を占め、その内訳は国が8千万円、市が5200万円、府が2070万円(23年度)。興行収入と補助金を合わせた事業活動収入は22年度実績で7億6588万円で、ここから技芸員の出演料や、協会職員(事務職8人、「床世話」と呼ばれる裏方4人)の給与が支払われている。

 大阪、東京合わせ年8回の本公演は各劇場主催で行われるため、市の補助金減が直ちに影響することはないが、同協会は「協会主催で毎年約30カ所を回っている地方公演が難しくなる」と懸念する。

 橋下市長は1月の府市統合本部会合で「文楽協会は文化の名をかたった行政と外郭(天下り)団体の構造。文楽は守るが文楽協会は守らない」と発言。ツイッターでも歌舞伎などを引き合いに「芸事の皆さんはお客さんを集めるため、身分保障などない所でなりふり構わず汗をかかれています」と文楽関係者を叱咤(しった)している。

 一方、三味線の人間国宝、鶴澤清治さん(66)は「文楽は人形の大きさの制約もあり、大劇場では公演できない」と指摘。にもかかわらず歌舞伎より低料金(1等5800円)で公演を続けており、清治さんは「保護を頂き、国民に愛されなくては300年続く文化を維持できない」と話す。ちなみに22年度、国立文楽劇場(客席数731)の総入場者数は9万2千人、国立劇場(客席数560)の有料入場率は各公演83~99%に上り、「不入り」とは言えない。

 演劇評論家の藤田洋さん(78)は「地元固有の伝統文化への補助金削減は信じがたい行為だ」と橋下市長を批判する一方、「文楽は素晴らしい芸を見せているが、協会も自助努力が必要で、組織もスリム化が可能」とも述べ、双方の課題を指摘している。


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